何に対して金を払うんだかよくわからない

BOOKOFF、著作者団体に1億円の支払いを申し入れる - GIGAZINE エイプリルフールネタであると願いたいが、そんな感じでもなさそうだ。 以下、ソース。

asahi.com:ブックオフ「著作者団体に1億円払います」 - 文化・芸能より

著作の譲渡権が消えているということは、古書の販売には著作物使用料が発生しないってことだ。 だから今までは、古書の販売業者から著作者に対して特に金が支払われることはなかった。 しかし、著作者団体は「古書の販売のせいで、新刊が売れれば入ってくるはずの印税が入ってこない!金払え!」との声をあげてきた。 それがやっとかなうわけだ。

ただ、気になるのは著作者団体の反応。 「何の名目で受け取るかを協議する」ってなんだ?名目のはっきりしない金を要求してたのか? BO側も、「著作物使用料に類するもの」という実態も根拠もない金を支払うのは、著作権団体に「とりあえず金払うから少し目をつぶってくれや」と言っているように見える。 1億円という金額も算出根拠が不明である上に、法律的な根拠もないみたいだ。「払えというからとりあえず払っておく」という悪しき前例をつくりかねない。

さて、他の新古書店やマンガ喫茶はどうするのかね? 追随するのか、抗議するのか、黙ってみているのか。