随分遅くなりましたが、読み終わったので感想と内容の紹介など書いてみます。
とりあえず、ソフトウェア開発に関わる人は必読です。
目次:
第1章: バグ管理とは
ケーススタディ
第2章: バグ管理の流れ
第3章: バグレポートについて
第4章: プロジェクトを成功に導くバグ管理
第5章: バグと共生するには
1. プロジェクト管理の手法
「バグ管理」となっていますが、別にバグトラッキングシステム(BTS)の使い方を説明しているわけではありません。
バグの発生状況によってソフトウェアの現状を把握する、という考えに基づき、バグ管理にフォーカスをあてたプロジェクト管理手法について書かれています。
特にこんな悩みのある開発者/管理者に役に立ちそうだと思いました。
- プロジェクトを任されたけど、やることが多くて大変!どこに重点を置けばいいの?
- 適当な管理をしているプロジェクトに入ってしまった。管理手法を提案しないと、大変なことに・・・
- BTSを使ってみた!適当にチケット作ればプロジェクトがうまくいくんでしょ?
- バグって根性があれば直るんだよね?
- また今日も徹夜か・・・なんでいつも・・・
などなど、その他、本書の第1章をぱらっとめくって、自分の周囲に思い当たる節がある方は、そのまま読み進めてみることをおすすめします。
特効薬ではないですが、問題点を見つけるためのよい手引きになると思います。
2. 現場に則した手法の紹介
プロジェクト全体の流れやケーススタディといった基本的な内容から、
バグレポートの書き方やプロジェクトの規模に応じた管理手法といった実践的な内容まで幅広く紹介されています。
多くのプロジェクトに関わってきたエンジニアである筆者達の経験や事例が多く盛り込まれているため、
机上の空論や理想論ではなく、実際に発生しうる問題への対策として書かれていることが多いと感じました。
例えば前述の”バグレポートの書き方”についても、
- 厳密なバグレポートの書き方
- 厳密でないバグレポートの書き方
と、原則はそのままに、現実のプロジェクトで適切に使うための形式を紹介してくれています。
また、バグ管理手法の一つとして、SI現場で多く使われているであろう”Excelでの管理”についても言及されています。
他の手法と比較したメリット/デメリットが紹介されているため、Excel管理から乗り換えたい人の良い参考になるのではないでしょうか。
3. 読みやすい
全ての構成が” 要約 => 詳細 “で書かれているため、大変読みやすいです。
言葉も平易なものが多く使われているため、プロジェクトに入ったことのない新人でも苦戦せずに読めるのではないかと思います。
また、章によって内容が大きく分けられているので、時間がない人は必要な部分だけでも読むといいと思います。
以上、感想と内容を紹介しました。
どこの開発会社でもやっているけど、やり方がよくわからないというバグの管理。
いつもデスマーチで死にそう、とか、あいつはわかってないなどといつも言っているそこのあなた!
次のプロジェクトでは、「バグとどう付き合って行くか?」を中心にして成功するプロジェクトを実践してみてはいかがでしょうか?
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