群衆の叡智サミット2008に行ってきました

「みんなの言ってることは、案外正しい」 専門家ではない人達でも、意見を集めると実は正しいことを指しているんじゃないか?ということだそうだ。

そんな群衆の叡智についての討論に参加してきました。 サミットの様子については、以下の記事に詳しくレポートされています。

レポート:群衆の叡智サミット2008 Spring 開催|gihyo.jp … 技術評論社

はっきり言って、自分はよくわからないまま参加していたのだが・・・ それでも考えることは多かった。以下、感じたことを書いてみる。 よくまとまっていませんがご容赦を。

この部分。「みんなこう言ってるよ!」と言われたところで、はっきり言って「当てにならないな」というのが正直な気持ち。(日本人は比較的流されやすいですが・・・) その気持ちに対して、どのようにして理由・動機をつけていくのか?そのためにどんな仕組みが必要なのか? はてなブックマークの開発者としてはホットな関心事なんですね。

群衆が予測した結果というのは、データとしてどこまで信頼できるか?その根拠はどこにあるのか?この問いを明らかにしていくことが、群衆が予測した結果を使うことに繋がっていくのではないか。

ただ、全体として、群衆の出した意見がどのくらいの確率で正しいと言えるのか?それを知りたがっているような感じがした。 でも、一つの意見として捉えると仮定すると、その意見が正しい確率を求めることに意義があるのだろうか? ある専門家が出した意見が正しいと言える確率を求めることができるだろうか?

ある専門家がどんな知識や経験に基づいてその答えを導いているかは説明ができる。しかし、群衆の場合はその根拠が説明できない。 そこに2者の大きな差と、今後の研究の余地と可能性を秘めているように思える。