日本語って難しいよね、というエントリを書かせていただきます

普段よく使ってしまうけど、実は間違っている言葉ってあるよね。 その中でも敬語。難しい。自分もよく誤用するし、間違いが多い。 なによりいくつもの敬語を覚えておいて使い分けるのが面倒くさい。 その中でも、耳慣れている言葉といえば・・・「させていただきます」。

朝から晩まで「させていただく」の連続でもう私はうんざりさせていただきました。

自分も仕事中にお客さんと電話していると、「させていただきます」を連発している時がある。 なんでもへりくだって聞こえる気がするから、使いやすいんだよね。言葉遣いに気が回らなくなると、すぐ使っちゃう。

少し前にバイト敬語が問題になったが、それとはまた別らしい。「させていただきます」は結構昔から存在する誤用のようだ。

二十数年もあるのか・・・ いまや企業などで多用されており、一般的な敬語として定着しているような気がしている。

とりあえずくっつけておけばOKなのと、妙にへりくだって聞こえるから、というのが自分の意見。 「致します」より「させていただきます」の方がより自分を低めて相手を尊重しているようなイメージを持っている人は少なくないはず。

だが、相手への敬意を示す表現として「致します」で十分ではないだろうか? 自分の動作を低く表現し、相手を高める表現。これが相手に伝われば、言葉の役割は果たせる。 あとは言葉を発している人の心持ち次第だろう。過剰に表現する必要はない。

特にビジネス面で顕著だが、日本人は相手に対して必要以上に卑屈になろうとする傾向がある。 もちろん謙虚は美徳だと思うが、必要以上にへりくだるのはを通り越して醜悪である。 だから自分も「させていただきます」を使わないようにしていく。

すっきりした言葉遣いと表現で、思いを伝えられれば十分。 ただ、そのためには敬語や日本語の表現を学び、シンプルな表現でも的確に思いを伝えられる能力がいる。 大変な努力が必要だし、一言一言にとてもエネルギーがいるようになる。 それは言葉を投げる相手への思いやりにも繋がるのではないか。画一的で過剰な謙譲表現より、よっぽど相手への敬意を示していると思う。

過剰な表現はやめて、シンプルな言葉で伝える。

何十年かかるかわからないけれど、常にこれを心に留めておきたい。